尚弥 12月14日の国内防衛戦は地上波中継なし…PPVで生配信「しっかり成功させたい」

2021年11月19日 05:30

格闘技

尚弥 12月14日の国内防衛戦は地上波中継なし…PPVで生配信「しっかり成功させたい」
会見に出席し、ファイティングポーズをとる井上尚弥 Photo By スポニチ
 【WBA&IBF世界バンタム級タイトルマッチ   統一王者・井上尚弥《12回戦》WBA8位・IBF5位アラン・ディパエン ( 2021年12月14日    両国国技館 )】 WBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(28=大橋)の2年1カ月ぶり国内防衛戦が、映像配信サービス「ひかりTV」と「ABEMA」でPPV(ペイ・パー・ビュー)方式で生配信されることが18日、発表された。井上の国内での世界戦が地上波で生中継されないのは初めて。都内で開かれた会見に出席した井上は「日本では、なじみがないかもしれないけど、時代が変わって、ボクシングを見るならPPVという流れになると思う。この第1発目をしっかり成功させたい」と抱負を語った。
 所属する大橋ジムの主催興行「フェニックスバトル」にちなみ、大会名を「PXB WORLD SPIRITS」と自ら命名。会場を白で統一する演出のアイデアにも関わった。来場する観客に白の“ドレスコード”を求め、自身は赤いコスチュームで登場することを予告した。

 「2年ぶりの日本開催なので、そういう特別感があってもいいのかなと思う」

 視線の先にあるのは来春の王座統一戦だ。今回のディパエン戦は試合感覚を維持する目的もあり、勝つのは当然。PR映像での「リードパンチで倒す」の言葉は、12月11日に防衛戦を行うWBC王者ドネア、WBO王者カシメロ(ともにフィリピン)に向けたメッセージでもある。「それくらいの実力差を見せて勝たないといけない試合」と力を込めた。

 試合まで1カ月を切り、調整は順調に進んでいる。「皆さん結果を予想すると思うけど、その予想をはるかに超える勝ち方をしたい」。久しぶりに国内で闘うモンスターが、PPVに見合うだけの闘いをすると誓った。

 ▼PPV購入方法 18日午後2時から販売を開始。ひかりTVの公式サイトまたは「ABEMA PPV ONLINE LIVE」から購入できる。全7試合を完全生中継。価格は、ひかりTVがクレジット決済で3960円、ABEMAはクレジット決済が3300コイン(3960円相当)、アプリ決済が4720コイン(5664円)。

 【地上波での中継がない主なスポーツイベント】

 ☆拳四朗V9戦 9月22日に行われたWBC世界ライトフライ級タイトルマッチはカンテレドーガがPPV方式で生配信。国内開催のボクシング世界戦では初の試みで、価格は2200円だった。試合は寺地拳四朗(BMB)が矢吹正道(緑)に10回TKOで敗れ、8度防衛していた王座から陥落。

 ☆村田VSゴロフキン 12月29日に開催されるWBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太(帝拳)とIBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)の王座統一戦は「プライムビデオ」が独占ライブ配信する。PPVではなく、プライム会員なら追加料金なしで視聴可能。

 ☆サッカー日本代表 9月に開幕したサッカーW杯アジア最終予選はDAZNが放映権を取得。日本代表の試合はホーム5戦をテレビ朝日が中継するものの、アウェー5戦はDAZN配信のみで、地上波での中継は消滅。

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