尾川堅一、ベルト奪取に自信「イメージは2回KO」 IBF世界Sフェザー王座決定戦へ渡米
2021年11月21日 10:11
格闘技
8月の段階で体重をリミット(58・9キロ)まで、残り2キロまで絞り、その後もあまり増やさない状態で調整を継続。ここまで129ラウンドのスパーリングを消化し、万全の状態に仕上がっている。「体重は残り3キロを切っている。あとは汗を出すだけなのでコンディションは何の問題もない。時差ぼけも1日あれば大丈夫」と自信を示した。
米国にはIBFのベルトをイメージして梓夫人(34)が手作りした赤いベルト型のぬいぐるみを持参。中には3人の息子たちからの手紙が入っているという。
「まだ読んでないけど、飛行機の中で読みます。今朝も出発を見送ってくれて、4年前は“パパ~”って大泣きしていた子が“いってらっしゃい”って…成長を感じて僕が泣きそうになりましたよ」
2017年12月のIBF同級王座決定戦ではテビン・ファーマー(米国)に判定勝ちしたが、試合4日前に実施されたドーピング検査で禁止薬物に陽性反応を示したことが判明して無効試合となり、ベルトも幻に。4年の歳月を経て再びチャンスは巡ってきた。尾川は「チャンスをもらえたことに感謝している。必ず勝って家族、帝拳ジム、ファン…お世話になった方々にベルトを持って帰ります」と力強く宣言した。