東日本ボクシング協会、ウクライナへの支援表明「少しでも力になれば」

2022年03月09日 17:08

格闘技

 ジム会長らで組織する東日本ボクシング協会は9日、東京都内で定例理事会を開き、ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナへの支援を日本プロボクシング協会(JPBA)に上申することなどを決めた。斉田竜也事務局次長(ワールドスポーツジム会長)は「戦争に反対することはもちろん、寄付をしてはどうかとなった。ウクライナでは世界王者のボクサーたちも戦場に立っていると聞いている。少しでも力になれれば、協会として貢献していこうということ」と説明した。
 ウクライナでは3団体統一世界ヘビー級王者オレクサンドル・ウシク(35)や元世界3階級制覇王者ワシル・ロマチェンコ(34)が領土防衛隊に入隊している。東日本協会としては、まずメッセージを発信し、JPBAとしてウクライナ支援に動く方針という。

 財政破綻の危機にある日本ボクシングコミッション(JBC)については、4月1日付で新会長に就任するセレス小林氏(セレスジム会長)を中心にJBCとの協議を継続中。小林会長は「JBCから“ボクシングの試合は止めない”と約束はしてもらったので、そこは安心している」とし、「次回には再建案も聞けると思っている。JPBA案件にはなるが、協会として前向きに協力していきたい」と話した。

 また、この日の理事会では20年10月に新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン違反があったとして罰金50万円を科されたワタナベジム・渡辺均会長への処分を改めて精査し、取り消すことも決めた。渡辺会長はすでに支払い済みの罰金については協会に寄付する意向を示した。

 他に上滝ジムの新会長となった岸本水樹氏の入会を承認。京浜川崎ジムから3月1日付で休会届けが提出されたことが報告された。

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