WBOAPミドル級王者の野中 7・24堺市でV3戦「娘のためにも勝つ」長女作製のリング衣装着用予定
2022年06月17日 18:10
格闘技
能嶋は9勝(4KO)1敗で、今回がタイトル初挑戦となる。「チャンスをいただいて感謝しています。野中選手はボクシングがとてもうまいチャンピオン。僕は武器である足を使い、ジャブからストレートにつなげたい」と意気込む。
野中にはベルトを守る以外にも負けられない理由がある。今回は服飾の専門学校に通う長女(20)が作製したガウンとトランクスで試合に臨む。
「僕からお願いした。既にイメージは伝えている。娘のためにも勝ちたい」とモチベーションはかなり高い。現在44歳。現役の残り時間は当然、気にかかるはずだが「世界戦をやるまでは、引退は考えられない」と断言する。
試合がない時期は主にハウスクリーニングの現場仕事に従事しながらトレーニング。試合が決まれば現場仕事を休み、約2カ月間できっちり仕上げる。「年齢のことを踏まえ、走る距離や筋トレの負荷、スパーリングのラウンド数なども考えてやっている。20代や30代の頃より濃密に時間を使って、体は30代と変わらないと思っている」。1年のブランクがあっても本来のパフォーマンスを発揮できると自信満々だ。