ボクシング世界王者が感じた「BreakingDown」とは?京口紘人「格闘技として見てほしくない」

2022年07月20日 19:12

格闘技

ボクシング世界王者が感じた「BreakingDown」とは?京口紘人「格闘技として見てほしくない」
京口紘人 Photo By スポニチ
 WBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(28=ワタナベ)が19日に自身のYouTubeチャンネルを更新。朝倉未来がスペシャルアドバイザーとして監修するイベント「BreakingDown」で感じたことについて語った。
 17日に第5回大会が開催され、ツイッターでトレンド入りするなどSNSをにぎわせた「BreakingDown」。今大会には元世界ランカーのボクサーなどが出場していたため、京口はSNSで流れてきたものを大会後に見たという。「ケンカの延長で1分1ラウンドじゃないですか。一つ言えるのは格闘技ではない」と率直に感じたことを口にした。

 「ボクシングとケンカは別物やし、ボクシング強いからBreakingDownみたいな立ち技も強いとは言えない。逆も言えて、ボクシング弱いけどケンカ強い人もいる。BreakingDownみたいな舞台で活躍して格闘技が強いというのはお門違いだしナンセンス」と持論を展開した上で、「ボクサーはボクシングで凄い、キックボクサーはキックボクシングで凄い、総合格闘技で強い人は総合格闘技で凄いみたいでいいんですよね。誰が一番とかはナンセンス」とつづけた。

 エンターテイメントとしては素晴らしかったと称賛しながらも「目立つなら何やってもいいみたいな感じで誇れる目立ち方ではないと思う。上手く利用できればいいけど凄くリスキーなことしてるなと思う」と素人の目立ち方に疑問を持った。

 「あれを見て格闘技を志すヤツはいないでしょ。だから1分最強を決めるわけで一般の方も応募している。数字だけ見たらエンターテイメントとしては大成功かもしれないけど、格闘家とすれば格闘技という括りで見てほしくない」と改めて「BreakingDown」は格闘技ではなくエンターテイメントイベントだと話した。

 動画では第5回大会に出場した元ボクサーたちについても語っている。

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