元WBOスーパーフェザー級王者の伊藤雅雪がSNSで引退表明 4年前に世界王者となった7月28日に発表
2022年07月28日 15:01
格闘技
しかし、19年5月に米フロリダ州キシミーで行われた2度目の防衛戦でジャメル・ヘリング(米国)に0―3で判定負けして陥落。ライト級に上げたものの、20年12月に三代大訓(ワタナベ)に敗れ、今年4月9日にはさいたまスーパーアリーナで行われたゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)―村田諒太(帝拳)のミドル級王座統一戦の前座で東洋太平洋&WBOアジア・パシフィック統一ライト級王者の吉野修一郎(三迫)に11回負傷判定負け。これが現役最後の試合となった。通算成績は32戦27勝(15KO)4敗1分け。
伊藤は「僕は恰好つけのビビリだし、リングに上がるのが毎試合怖かった。いつも試合直前になると中止にならないかなと思ってしまうくらい怖かった。倒れるのが、殴られるのが怖いんじゃなく、みんなの期待を裏切ってしまうんじゃないかと本当に怖かった」「でも僕に 本気で期待してくれて 気持ちで一緒に戦ってくれて 自分の事のように一緒に泣いてくれる 素晴らしい方々が僕にはいたから、リングに上がれて 命を懸けて戦ってくれることができました」とSNSで思いを吐露。「これからはプロボクサーではないですが、一生(本名の)伊藤雅之であり、(リングネームの)伊藤雅雪でもあると思っています」「ボクシングが僕の人生を変えてくれました。必ずその「ボクシング」に少しでも貢献できるよう、そしてまた1人の男として僕なりのチャンピオンを目指して頑張っていこうと思います」と締めくくった。