田中恒成“立体四目並べ”で4階級制覇へ 脳トレ&結束強化
2022年09月28日 07:00
格闘技
米国合宿に限らず、練習ではうまくいかないことも恥ずかしい思いや悔しい思いをする時もある。毎日、頑張っていても弱くなっている感覚になる時もある。それでも淡々と続ける。良い時もあれば、悪い時もある。逆もしかりだ。
私にはまだやりたいことが多く残っている。本場アメリカのリングに立ち、世界チャンピオンになる。これは今、一番の思いであり、田中恒成を応援する人たちの願いでもある。そして味わってみたい感情がある。それは「うれしくて涙が出るほどの喜び」だ。東京オリンピックで銅メダルを獲得した兄・亮明の戦いぶりには本当に感動した。オリンピックのリングで闘う兄の姿や表情を思い出すと今でも感動する。世界チャンピオンになるもならないも、自身の限界まで挑戦しないことには、本当の喜びはそこにはない。「環境、人、時間。足りないモノがあるのならば自分で創る。行動する。できない理由より、できる方法を考える。そしてとにかく練習する」。これが今、私にとっての“ボクシングと本気で向き合う”ということだ。
誰かの期待に応えることと自分の欲求を満たすことが、本場アメリカのリングで世界チャンピオンになることで、かなうのならば、必ずそこまでたどり着いてみせる。今回の米国合宿はあと少し。頑張ります!!(元世界3階級制覇王者)