天国の猪木さんへ…オカダ涙の誓い「リング上でお見送りできれば」新日1・4東京D追悼大会開催
2022年10月11日 04:35
格闘技
試合前には所属選手らがリングサイドに集結。遺影を抱いた坂口征二相談役がリングに上がり、追悼の10カウントゴングが鳴らされた。団体のエースとして、新日本50周年のリングで猪木さんをリングに上げたいと訴えてきたオカダ・カズチカはバックステージで涙を浮かべた。「バカヤロウというのが最初(の気持ち)で、見に来てくれよという思いがあった。そんなに悲しいと思っていなかったけど…」と言葉を詰まらせた。
悲しみをこらえてリングに上がったジョナとの試合で、相手のパワーに苦しみながらも160キロの巨体をレインメーカー(短距離式ラリアット)で沈めた。1・4東京ドームではIWGP世界ヘビー級王者のジェイ・ホワイトに挑戦する。「しっかり猪木さんに届いた戦いになった。(1・4が)追悼大会であるなら、猪木さんとしっかりとリング上であいさつしてお見送りできれば」と誓った。
≪ホワイト2度目防衛≫メインのIWGP世界へビー級選手権は王者ジェイ・ホワイトがG1クライマックスで敗れたタマ・トンガに雪辱し、2度目の防衛に成功した。ベルト初挑戦の相手を巧みなインサイドワークで圧倒。コーナーからの必殺ガンスタンをブレードランナーで返し30分を超える熱戦を制した。試合後にはリングに上がったオカダに「これからの時代を誰が引っ張っていくか、1・4で決めようぜ」と挑発され「俺が王者だ!」と胸を張った。