プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(志成)が、引き分け防衛となったWBA同級王者ジョシュア・フランコ(米国)との統一戦から一夜明けた1日、都内で会見した。映像を見直して「負けていないと思った」と振り返り、23年は「統一王者になりたい」と抱負。視察に訪れたWBC王者フアンフランシスコ・エストラーダ(メキシコ)との対戦を改めて訴え、「マーケットの大きい米国でやりたい」と希望した。
関係者によると、試合前にはエストラーダ陣営からメキシコ開催の打診もあったが、前WBOフライ級王者・中谷潤人(M・T)との指名試合よりも統一戦を優先できるかは微妙な状況。井岡は「(エストラーダと)確実にできるならゼロではない」と王座返上の可能性にも言及した。