井上尚弥 4王座返上「ここから先が本当の戦いになっていく」

2023年01月13日 13:10

格闘技

井上尚弥 4王座返上「ここから先が本当の戦いになっていく」
<井上尚弥会見> 会見に臨む井上尚弥 (撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 プロボクシングの4団体統一世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)が13日、横浜市内のホテルで会見を開き、WBA、WBC、IBF、WBOの4王座を全て返上すると発表した。スーパーバンタム級に転向し、井岡一翔(33=志成)に次いで日本男子2人目となる4階級制覇を狙う。会見では19年11月にノニト・ドネア(40=フィリピン)から獲得したWBAのスーパーベルトを新たにお披露目した。
 4本のベルトを前に会見した井上は「1つ1つが思い出に残るベルト。23年は1つ階級を上げてスーパーバンタム級へ挑戦したいと思っている。体格ではバンタム級が一番適正と思っているが、バンタム級ではやり残したことがなく、戦いたい相手もいない現状でスーパーバンタム級への挑戦を決意しました。ここから先が本当の戦いになっていくと思う」と話した。

 井上は昨年12月13日に前WBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(34=英国)に11回KO勝ちし、アジア人およびバンタム級史上初となる4団体王座統一に成功。スーパーバンタム級で史上初となる2階級での4団体統一を目指していく意向を口にし、「すぐに世界挑戦できるのならしたい。テストマッチはいらないと思う」と希望していた。

 スーパーバンタム級はWBC&WBO統一王者スティーブン・フルトン(28=米国)が2月25日に米ミネソタ州ミネアポリスで、元WBA&WBC統一同級王者ブランドン・フィゲロア(26=同)とWBC世界フェザー級暫定王座決定戦をを行う見込み。また、WBAスーパー&IBF統一同級王者ムロジョン・アフマダリエフ(28=ウズベキスタン)はIBF同級1位マーロン・タパレス(30=フィリピン)との指名試合に合意しており、試合は4月頃とみられている。

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