井上尚弥がWBOスーパーバンタム級1位にランクイン　王者フルトンへの指名挑戦者に

2023年01月18日 12:27

格闘技

井上尚弥がWBOスーパーバンタム級1位にランクイン　王者フルトンへの指名挑戦者に — 井上尚弥 Photo By スポニチ

　WBO（世界ボクシング機構）は17日、最新の世界ランキングを発表し、前4団体統一世界バンタム級王者の井上尚弥（29＝大橋）がスーパーバンタム級1位にランクインした。井上は13日にWBA、WBC、IBFの各王座とともに、WBOバンタム級スーパー王座も返上。WBOスーパー王者が王座を返上して階級を上げた場合は1位へのランクインが決まっており、井上は正式にWBC＆WBO統一世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン（28＝米国）への指名挑戦者となった。ランキング2位はライース・アリーム（32＝米国）、3位はルイス・ネリ（28＝メキシコ）、4位はアザト・ホバニシャン（34＝アルメニア）で、5位が井上の弟・拓真（27＝大橋）。

　フルトンは元WBA＆WBC統一世界スーパーバンタム級王者ブランドン・フィゲロア（26＝米国）と21年11月以来の再戦となるWBCフェザー級暫定王座決定戦を計画しており、2月25日の米ミネアポリス開催が報じられていた。だが、正式発表はなく、逆にフィゲロアが3月4日にマーク・マグサヨ（27＝フィリピン）と対戦するとの報道も出ている。フルトンはムスリムで、3月中旬～4月中旬がラマダンにあたることも対戦交渉に影響を与えそうだが、フィゲロア戦が実現しなければ、井上は今春に予定するスーパーバンタム級転向初戦でフルトンが持つ2冠への挑戦が可能となる。

　フルトンの対抗王者、WBA＆IBF統一世界スーパーバンタム級王者ムロジョン・アフマダリエフ（28＝ウズベキスタン）はIBF1位マーロン・タパレス（30＝フィリピン）との指名試合が予定されている。