ボクシング女子世界選手権代表がインドへ出発 入江の同級生・木下は卒業式を欠席して出場

2023年03月11日 12:05

格闘技

ボクシング女子世界選手権代表がインドへ出発 入江の同級生・木下は卒業式を欠席して出場
2度目の世界選手権に臨む木下鈴花 Photo By スポニチ
 アマチュアボクシングの女子日本代表が11日、羽田空港発の日航機で世界選手権(14~26日)が行われるインドのニューデリーへ出発した。昨年のアジア選手権で優勝した52キロ級の木下鈴花(日体大)は、同級生の東京五輪フェザー級金メダリスト入江聖奈も出席する15日の日体大卒業式を欠席し、大学生として最後の大会に出場。卒業式用に注文していた袴を着る機会がなくなり「残念です」と苦笑いした。初出場だった昨年の世界選手権は2回戦敗退でベスト16止まり。前回の成績を超えるとともに、24年パリ五輪の大陸予選を兼ねる9月の杭州アジア大会へ「1つのステップとしてレベルアップできれば」と出場の狙いを口にした。
 東京五輪フライ級銅メダリストの50キロ級代表・並木月海(自衛隊)は、同じニューデリーで開催された18年世界選手権で銅メダルを獲得。24年パリ五輪の出場権にはつながらない大会とあり「気楽にできる。自分を一番表現しやすい」と話す一方、「メダルを獲得できれば大きい。過去最高の銅メダル以上、金メダルを獲りたい」と抱負を語った。

 主催するIBA(国際ボクシング協会)がウクライナへ侵攻しているロシアと同盟国ベラルーシの選手の出場を認めたため、英国やウクライナなどが世界選手権ボイコットを表明。大会は賞金総額240万ドル(約3億2400万円)で、各階級優勝者に10万ドル(約1350万円)、準優勝に5万ドル(約675万円)、3位に2万5000ドル(約337万5000円)の賞金が与えられる。

 女子日本代表は以下のとおり。

 ▽48キロ級 和田まどか(SEBE)

 ▽50キロ級 並木月海(自衛隊)

 ▽52キロ級 木下鈴花(日体大)

 ▽54キロ級 成田華(日体大)

 ▽57キロ級 吉澤颯希(日体大)

 ▽60キロ級 田口綾華(自衛隊)

 ▽63キロ級 鬼頭茉衣(自衛隊)

 ▽66キロ級 津端ありさ(ライフサポートクリニック)

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