東京五輪金の入江聖奈さん日体大卒業 卒業論文は「どのカエルの写真が人間にどんな印象を与えるか」

2023年03月15日 15:15

格闘技

東京五輪金の入江聖奈さん日体大卒業 卒業論文は「どのカエルの写真が人間にどんな印象を与えるか」
<日体大卒業式>理事長賞を受賞したボクシング部の入江聖奈 (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 ボクシング女子フェザー級の東京五輪金メダリストで昨年11月に引退した入江聖奈さん(22)が15日、同大東京・世田谷キャンパス(東京都世田谷区)で行われた日体大の卒業式に出席した。
 入江さんは卒業生代表としてあいさつ。「私は日本体育大の素晴らしい環境の中、ボクサーとしても、1人の人間としても大きく成長することができました」などと大学や関係者に対する感謝の気持ちを言葉にした。

 終了後には報道陣の取材に応じ、4年間を振り返り「ボクシング部で過ごした日々が素敵な思い出。特別な行事はなくても日常で凄く癒やしをもらった。人間的に一番良い方向に変わった」と感慨深げに話した。

 今春からは東京農工大大学院に進学し、以前から関心を持っていたカエルの研究を行う。来年5月までに論文を提出するよう義務づけられており、既に都内の公園などでカエルの調査したり、データの収集を行っている。

 体育学部ながら心理学のゼミに所属した入江さんは卒業論文もカエルにこだわった。テーマは「どのカエルの写真が人間にどんな印象を与えるか」。日体大の学生にアンケートを行い、様々なカエルの写真を見せて意見を収集。「カエルが寝ている写真は気持ち悪いと思う人が多く、カエルが笑顔の写真は明るい印象が高まったので、街にカエルの笑顔の写真を貼ればいい」と結論付けたという。

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