武藤敬司の“悪の化身”グレート・ムタ WWE殿堂入り!日本人レスラーでは4人目の快挙

2023年03月16日 05:00

格闘技

武藤敬司の“悪の化身”グレート・ムタ WWE殿堂入り!日本人レスラーでは4人目の快挙
グレート・ムタ Photo By スポニチ
 世界最大プロレス団体、米国「WWE」は15日(日本時間16日)に今年2月21日に現役を引退した武藤敬司(60)の“悪の化身”グレート・ムタが2023年WWE殿堂入り(ホール・オブ・フェーム)したことを発表した。
 日本人レスラーとしては10年のアントニオ猪木さん、15年の藤波辰爾、20年の獣神サンダー・ライガーに続く史上4人目の快挙となった。23年の殿堂入りはレイ・ミステリオに次ぐ2人目となった。

 ムタは89年4月にWCWで初登場。スティングやリック・フレアーとの抗争を経て、ヒールの人気レスラーとなった。90年9月に日本上陸。92年にはIWGPヘビー級王座に輝き、94年にはアントニオ猪木とも対戦した。その後97年には蝶野正洋と共鳴してnWoジャパンに加入した。02年には全日本プロレスで3冠ヘビー級王者に輝いた。

 07年にはハッスルにも参戦。インリン・オブ・ジョイトイのM字固めを切り返して、股間へ毒霧を噴射。この噴射でインリンは失神するが「ご懐卵」した。初のムタの実子としてモンスター・ボノが誕生した。08年には約6年ぶりに3冠ヘビー級王座を戴冠。その後も活躍を続けたムタ。22年に武藤敬司の引退が発表された。その中で今年元日にはWWEスーパースターの中邑真輔との“奇跡の一戦”を実現させた。
試合には敗れたがファンの記憶に残る一戦となった。

 そして今年1月22日にムタが首都圏初登場となった横浜アリーナの地で“悪の化身”ムタが約34年の歴史に幕を閉じて魔界へ帰り、同時に魔界の扉が閉められた。

 殿堂入りセレモニー「WWEホール・オブ・フェイム2023」は、4月1、2日(日本時間2、3日)に行われるプロレスの祭典「レッスルマニア39」(カリフォルニア州イングルウッド)を直前に控えた3月31日(4月1日)、ロサンゼルスのクリプト・ドットコム・アリーナで行われる予定されている。

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