土井成樹 DDT旗揚げ記念大会で遠藤哲哉との防衛戦!「ファンの目を一気に覚まさせてインパクト残す」

2023年03月17日 07:00

格闘技

土井成樹 DDT旗揚げ記念大会で遠藤哲哉との防衛戦!「ファンの目を一気に覚まさせてインパクト残す」
土井成樹 Photo By スポニチ
 現在DDTユニバーサル王座と全日本プロレスの世界ジュニアヘビー王座の2冠王者である土井成樹(42=フリー)がスポニチアネックスのインタビューに応じた。昨年9月にフリー転向してから参戦しているDDTについて言及。そして21日に開催されるDDT旗揚げ26周年記念大会で行われるユニバーサル王座2度目の防衛戦への意気込みを語った。
 土井は昨年9月に所属していたドラゴンゲートを退団してフリーに転向した。フリー転向後、最初にオファーがあったのがDDTだった。「大鷲(透)さんのサポートもあってのことだった」と同じ闘龍門出身の大鷲透のサポートに感謝した。

 昨年11月12日大阪大会でDDT初参戦だったが、いきなり6人タッグのタイトルマッチがマッチメークされた。「いきなりタイトルマッチというチャンスだったので、それなりの評価をしてもらっているというDDTの気持ちが伝わってきた」と王座奪取という形でDDTそしてファンの期待に応えた。

 今年1月13日の新宿FACE大会で上野勇希、佐々木大輔の3WAYを制してユニバーサル王座に輝き、2月18日の名古屋大会ではKANONを相手に初防衛に成功。3月21日のDDT旗揚げ26周年のビッグマッチ第一弾となる後楽園ホール大会では遠藤哲哉との2度目の防衛戦が決まっている。「ずっと戦いと思っていた選手。昨年末のTDCホール大会では6人タッグで対戦したけど、そんなにマッチアップする時間がなかった。シングルなら思う存分に遠藤哲哉を堪能できるかなと思って、チャンピオンの権限で逆指名しました」と指名した理由を明かした。

 遠藤は今までに触れた事のないような選手としても気になっていた選手だった。「トータル的に優れていて、ヘビー級に近いサイズ感で空中技もする弱点がない」と遠藤の印象を語った。

  今大会は後楽園ホールでプロレス史上最長の5時間大会となるが、ファンの目を覚ますインパクトのある試合にするという。「全16試合がマッチメークされて、第1試合から見ているお客さんは、正直疲れると思う。そんな疲れて眠そうになったファンの目を一気に覚まさせてやる。ちょっと疲れて、ダラけてきているところにインパクトを残す。それがDDT26周年だろうが、相手が遠藤哲哉だろうが、タイトルマッチであろうが、普通の試合であろうが俺のスタイルは変わらない」と出し惜しみなくフルスロットルで勝利すると誓った。

 今後のチャンピオンロードについても「ユニバーサル王座はまだ歴史の浅いベルトだから何とでもなる。尚且つ、所属選手ではないフリーの土井成樹が巻いていることで、いろんな団体でユニバーサルのベルトを見せる機会がある。ユニバーサルのベルトを持って入場することによって知名度を上げることは、フリーの俺しかできない」と語った。

 さらに「今は全日本の世界ジュニアヘビー級王座も持っている。今後、しばらくは世界ジュニアヘビー級王座とユニバーサル王座を同時戴冠する選手は出てこないと思うし、この2冠というチャンピオンロードを楽しみたい。今は3団体で活動してるけど、これが4つ目、5つ目と新しい団体に上がればさらに広まる。俺が他団体にフリーとして参戦して、フリーという特権を存分に発揮して上がることで知名度もあがるし、価値も自然と上がるからそれは俺に任せておけって感じ」と2冠王者としてユニバーサル王座の価値を上げていくと話した。

 最後にファンヘ「フリーとして俺にしか出来ない事をまだまだ仕掛けていく」とメッセージを残した。

 ◆土井 成樹(どい・なるき)1980年(昭55)10月4日生まれ、奈良県出身の42歳。闘龍門5期生として入門。2000年5月、メキシコでの新井健一郎戦でプロレスラーデビュー。デビューから「セカンド土井」のリングネームだったが、05年に本名の土井成樹に戻した。06年から吉野正人とタッグ結成すると07年にはプロレスリング・ノアのGHCジュニアタッグ王者にも輝き、08年にはドラゴンゲートの最高峰のオープン・ドリームゲートを初奪取し、計2度戴冠している。ドラゴンゲートのベルトは全て戴冠し、トップ戦線をけん引した。22年9月にドラゴンゲートを退団してフリーに転向。23年1月にはDDTのユニバーサル王座を奪取。2月には全日本プロレスの世界ジュニアヘビー級王座を奪取して、現在2冠王に輝いている。

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