堤が7回TKO勝ちでV2成功 井上拓真に“挑戦状”「視界に入れてもらえるように」

2023年03月20日 21:25

格闘技

堤が7回TKO勝ちでV2成功 井上拓真に“挑戦状”「視界に入れてもらえるように」
7回TKO勝ちでV2に成功した堤聖也 Photo By スポニチ
 【プロボクシング日本バンタム級タイトルマッチ10回戦 ( 2023年3月20日    東京・後楽園ホール )】 日本バンタム級王者・堤聖也(27=角海老宝石)が挑戦者で同級1位の南出仁(27=セレス)に7回1分41秒TKO勝ちし、昨年6月に獲得した王座の2度目の防衛に成功した。戦績は堤が10戦8勝(7KO)2分け、日本王座初挑戦に失敗した南出が10戦7勝(5KO)3敗。
 駆け引きが多く、両者なかなか手が出ない展開から、1回終盤に堤の右フックが当たったところで南出が足を滑らせ、スリップ気味のダウン。だが、2回に堤の右ショートカウンターで決まって南出が2度目のダウンを喫し、王者ペースとなった。5回には南出のロングフックが当たったが、またも堤の右カウンターでよろけ、グローブをキャンババスにつくダウン。左目上から出血して見えにくそうな南出を堤が攻め立て、7回に連打でレフェリーストップを呼び込んだ。

 完勝の堤は「(インターバルで)ダウンを取ってなかったら、どっちがポイントを取ってますか?と確認しながら慎重にやったのがよかった。強くてリスペクトしている南出選手にこういう内容で勝てたのは自信になる」と話した。バンタム級は井上尚弥(29=大橋)が4団体の王座を全て返上し、まずは弟・拓真(27=同)が4月8日にリボリオ・ソリス(40=ベネズエラ)とのWBA王座決定戦に臨む。堤は「拓真選手には高校時代に土を付けられて、今だって引きずっている。プロになったのもやり返したい思いがあるから。いつか彼に挑戦したい。まずは視界に入れてもらえるように頑張る」と世界へ目を向けた。

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