黒木優子 悲願の2団体統一戦「ボクシング人生をかけて挑む」8.5神戸で3タイトルマッチの真正ジム興行

2023年06月19日 16:30

格闘技

黒木優子 悲願の2団体統一戦「ボクシング人生をかけて挑む」8.5神戸で3タイトルマッチの真正ジム興行
8月の真正ジム興行に出場する(左から)日本バンタム級8位の与那覇勇気、WBA王者との統一戦に臨むWBO女子世界アトム級王者の黒木優子、WBOAPミニマム級王者の小林豪己、日本ライトフライ級王座決定戦に臨む同級1位の芝力人 Photo By スポニチ
 ボクシングの真正ジムは19日、神戸市東灘区のジムで会見し、8月5日に神戸市立中央体育館で開催する興行「WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U―NEXT」の概要を発表した。
 第4試合はWBA&WBO女子世界アトム級王座統一戦で、WBO王者の黒木優子(32=真正)がWBA王者モンセラット・アラルコン(29=メキシコ)と対戦する。21勝(9KO)7敗2分けの黒木はこれが移籍初戦となる。14年5月にWBC女子世界ミニマム(ミニフライ)級王座を獲得し、その後は複数団体統一を目標に掲げた。しかし、それを果たせないまま17年12月に小関桃(青木)に敗れて王座陥落。昨年9月に現在保持する王座を獲得して2階級制覇を達成し、複数団体統一を目指せる状況が整った。

 「(複数団体の)統一戦をずっと目標にしていた。小関さんに負けてから、長い間隔が空いたけど。それが目の前にやってきた。移籍初戦でチャンスをいただいて感謝している。絶対に勝って統一チャンピオンになりたい。ボクシング人生をかけて挑みます」

 相手のアラルコンは右構えで、19年9月にWBA暫定王者の宮尾綾香を団体内統一戦で下すなど戦績17勝4敗2分け。黒木は得意の左ストレートで主導権を握りたい。

 メインはWBOアジアパシフィック・ミニマム級タイトルマッチで王者の小林豪己(真正)は2度目の防衛戦に臨む。対戦相手は未定ながら「初のメインイベントなので会場を盛り上げたい」と意気込む。

 セミファイナルは日本ライトフライ級王座決定戦で同級1位の芝力人(真正)が同級2位の大内淳雅(姫路木下)と対戦する。芝は昨年12月も同決定戦で冨田大樹(ミツキ)と引き分けて獲得ならず、今回が同王座に3度目の挑戦となる。「進退に悩んだ。“負けたら引退”と思っていた。負けなかったけど勝てなかったので。強化ポイントは(技術、スタミナなど)全部、頑張らないと」と気合を入れた。

 第3試合では、那須川天心のプロボクシングデビュー戦で相手を務めた与那覇勇気(真正)が再起戦に臨む。相手は16年9月に当時WBOスーパーフライ級王者の井上尚弥(大橋)と対戦したペッチバンボーン(タイ)。51勝(25KO)13敗のキャリアを持つベテランだ。与那覇は「キャリアがある強い選手と組んでもらって、ありがたい。勝って次へつなげたい」と話した。

 試合の模様はU―NEXTでライブ配信する予定。

おすすめテーマ

2023年06月19日のニュース

【楽天】オススメアイテム