辰吉寿以輝「最低でもKO勝ち」2年9カ月ぶり復帰戦へ前日計量クリア

2023年08月05日 13:48

格闘技

辰吉寿以輝「最低でもKO勝ち」2年9カ月ぶり復帰戦へ前日計量クリア
復帰戦の前日計量をクリアした辰吉寿以輝(左)と対戦相手の山原武人 Photo By スポニチ
 プロボクシング元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎(53)の次男、辰吉寿以輝(27=大阪帝拳)が5日、2年9カ月ぶりの復帰戦となるフェザー級8回戦(6日、エルシアター)の前日計量に臨み、リミット(57・1キロ)を400グラム下回る56・7キロで一発クリアした。対戦相手の山原武人(23=泉北)は56・9キロで同じく1回目の計量でパスした。
 寿以輝は「順調です。体調はバッチリ。最低でもKO勝ち。そのために練習しているので」と気合を示した。アマ経験がないまま15年4月にプロデビューして13連勝(9KO)。タイトル初挑戦に近づいていた。だが20年11月、14戦目の今村和寛(本田フィットネス)戦で左目上をカットして2回負傷引き分け。以降はコロナ禍やケガもあり試合から遠ざかった。2年9カ月もブランクがあるだけに試合のポイントとして挙げたのは自分との闘いだ。「相手どうこうというより自分。久しぶりなので。スパーと実戦は違う。でも実戦の方が得意」と快勝を約束した。

 計量後は愛妻の手づくりサムゲタンで栄養を補給。「嫁の方が緊張しているかも」。15年のデビュー戦は世界戦のアンダーカード、大阪府立体育会館で観衆6000人を前に2回KO勝ち。極度の緊張に襲われても結果を残した。「デビュー戦ほど緊張することはない」という言葉も当然だろう。

 対戦相手の山原は興国高―大商大でアマ戦績29勝16敗、プロ2勝(2KO)1敗の右構え。これがA級初戦でメインカードを務めるのも初めて。「自分のボクシングを出し切りたい。(注目を集める試合だが)あまり緊張していない」と話した。

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