川崎新田ジムの秘密兵器 西岡伶英が22日プロデビュー戦 いきなり後楽園メインに「俺でいいんですか」

2023年08月21日 15:22

格闘技

川崎新田ジムの秘密兵器 西岡伶英が22日プロデビュー戦 いきなり後楽園メインに「俺でいいんですか」
前日計量をパスした西岡(左)と裵 Photo By スポニチ
 ボクシングアマチュアエリートの西岡伶英(23=川崎新田)が21日、都内でプロデビュー戦となるバンタム級6回戦(22日、東京・後楽園ホール)の前日計量に臨み、対戦相手の裵聖和(23=三迫)とともにリミットを100グラム下回る53・4キロでクリアした。
 デビュー戦で異例の後楽園メインイベンターを務める西岡は「1カ月半前に会長から話をいただいて『俺でいいんですか!?』という感じでした。ありがたいですし、新田(渉世)会長に感謝したい」と驚きと喜びの表情を見せた。

 6歳からキックボクシングを始め、打撃練習のために小3から川崎新田ジムに通い始めた。「キックボクシングのセンスがなかった」と中1からボクシング一本に絞ると、花咲徳栄高2年時にはバンタム級で選抜優勝。強豪・日大4年時は主将を務めるなど、アマ68戦53勝15敗の実績を誇る。

 アマ実績を買われ、今春卒業直後の5月にもデビュー戦を会長から打診されたが「8月まで待ってください」と一度は誘いを断り、「一発がないとプロでは生き残れない」とフォーム改造などで苦手だったパンチ力の強化に努め、4カ月間を「改造期間」に充ててきた。西岡の成長を実感する新田会長(56)は「ジムの新時代の幕開けとなる選手。期待の秘密兵器です」と軽量級のホープに太鼓判を押す。

 今年6月にフィリピンでプロデビューを果たした対戦相手の裵は西岡にとって日大の先輩。「誰とでも試合をできる準備はしてきた。普段やっていることをリングで発揮できれば勝ちはついてくる」と闘志を燃やす裵に対し西岡は「目標は世界チャンピオン。ボクシングで食べていくためにもそこは必須。ラウンドの使い方、強いパンチの打ち方は形になってきたと思うので、明日(22日)はそれを出すだけです」と静かに闘志を燃やした。

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