井上拓真 兄・尚弥の返上ベルト再統一へ初防衛戦!「自分の方が上」
2023年09月16日 04:30
格闘技
元WBC世界バンタム級暫定王者の拓真は今年4月、WBA世界同級王座決定戦でリボリオ・ソリス(ベネズエラ)に3―0判定で勝利し、世界王座復帰を果たした。かねて「兄に続くバンタム級4団体王座統一」を宣言し、尚弥が返上して空位になった4本のベルトを集めることを掲げる拓真にとって、今回の防衛戦が目標に向けた第一関門となる。
対するアンカハスは「プリティボーイ」のニックネームで知られ、14年のプロキャリアを持つサウスポー。16年から22年にかけてIBF世界スーパーフライ級王座を9度防衛。コロナ禍で中止となったものの、21年大みそかには現WBA世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(志成)との統一戦も予定されていた同階級“ビッグネーム”の一人だった。
12度の世界戦(9勝6KO2敗1分け)を含む戦績は39戦34勝(23KO)3敗2分け。昨年12月にバンタム級転向を表明し、今年6月の試合では5回TKO勝ちを収めるなど、経験豊富な好戦的ファイター。減量苦から解放されたこともありパワーは未知数だ。
難敵に対し拓真は「過去の対戦相手の中でも最高クラスの強豪の選手で素晴らしい選手」と評した上で「スピード、テクニック、スタミナは間違いなく自分の方が上」と自信をのぞかせる。
尚弥は12月にWBA&IBF統一王者マーロン・タパレス(フィリピン)と4団体統一戦を行うことが有力。最高の形でバトンをつないでみせる。