那須川天心 ボクシング2戦目で初KO闘志「前回の天心を想像していると損するよ、と思わせたい」

2023年09月17日 04:32

格闘技

那須川天心 ボクシング2戦目で初KO闘志「前回の天心を想像していると損するよ、と思わせたい」
フォトセッション後、自らの写真の前でポーズを決める那須川天心(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 【スーパーバンタム級   那須川天心―ルイス・グスマン ( 2023年9月18日    有明アリーナ )】 キックボクシングから転向し、プロボクシング2戦目を迎える東洋太平洋スーパーバンタム級8位の那須川天心(25=帝拳)が16日、あす18日に行われる興行の公式会見に出席した。WBC&WBA世界ライトフライ級統一王者・寺地拳四朗(31=BMB)と、WBO世界スーパーフライ級王者・中谷潤人(25=M・T)のダブル世界戦に挟まれるセミファイナルに登場予定。初のKOへ、改めて強い決意を示した。
 表情、言葉の節々から自信があふれ出ていた。那須川は「前回からの5カ月間、この日のためだけに生きてきたと言っても過言ではない。ワクワクしているし、前回の那須川天心を想像していると損するよ、と思わせたい」とにやりと笑った。

 4月のデビュー戦は大差判定勝ちもKOはならず。「冬眠」と表現する以降の5カ月は、2度の走り込み合宿を行い下半身と体力を強化してきた。

 「(KOへの)意識は強くなるし、周りからそれしか言われないので。そんなこと言うならやってやるよ、というノリです。今回は倒す姿を見せられると思う」。先月には米ラスベガスでスパーリング合宿を行い、ダウンを奪うためのパンチやステップを磨くなど、初のKO決着へ確かな手応えを得てきた。

 この日、対戦するグスマンとは初対面。「(那須川より)勝っているところはプロとしての経験」と話したメキシコ・バンタム級王者に対し「経験値は関係ないっしょ、気持ちっしょ、という思い」と天心節。「休みたくないんですよね。感覚を研ぎ澄ませておきたいので」と無休で調整を続けてきたことも明かした。

 初の8回戦はセミファイナル。世界戦に挟まれ、内容が比較される可能性もある一戦にも思いはブレない。「変化を起こせるやつは期待もされるし、試される。みんながプレッシャーをかけてくるけど、何とも思わない。任された以上、自分はやるだけなので」。熱い思いからほとばしった。

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