ボクシング 22日日本Sフライ級タイトルマッチで激突 高山&村地が計量パス

2023年09月21日 14:36

格闘技

ボクシング 22日日本Sフライ級タイトルマッチで激突 高山&村地が計量パス
前日計量をパスした高山(左)と村地 Photo By スポニチ
 【プロボクシング 日本スーパーフライ級タイトルマッチ10回戦 ( 2023年9月22日    東京・後楽園ホール )】 プロボクシング日本スーパーフライ級王者・高山涼深(26=ワタナベ)が21日、都内で初防衛戦となる日本同級タイトルマッチ10回戦の前日計量に臨み、前WBOアジア・パシフィック同級王者の村地翼(26=駿河男児)とともに52・0キロで一発パスした。

 初の防衛戦に望む高山は、大学時代からの知り合い村地との大一番。「ちょくちょく話をする仲だった。できればやりたくはないですよね」と複雑な胸中を明かしつつ「防衛戦というより、また王座を獲りにいくつもりで気負わず戦いたい」と闘志を燃やした。

 調整期間はアマチュア選手とスパーリングを重ねながら、スピードのある村地対策を行ってきた。

 「相手の出方は分からないが、打ち合いになれば僕が有利になる。判定でも最後に僕の手が上がればいい」と勝ち方にはこだわらず貪欲に勝利のみを目指す。

 先月から五反田の人気ラーメン店「中華蕎麦 無冠」のオーナーに就任。試合前は双子の弟・涼杜さんに店を任せ、調整に集中した。「(弟のためにも)負けられない。こんなところでこけていられない」と気を引き締めた。

 対する村地は昨年10月のWBOアジア・パシフィックの同級王座決定戦以来のタイトル戦。「2年連続でタイトル戦ができることは持っているな、という感じ。テンション上がりますね」と対戦を心待ちにした。

 対戦相手・高山がKO勝ちした6月の王座決定戦は動画で確認済みで「相手選手と僕のタイプは全然違う。(22日は)ああいった展開にはならない」と自信を口にする。

 大橋ジムへ出稽古に行きWBOアジア・パシフィック・スーパーバンタム級王者の中嶋一輝や元K―1王者で現東洋太平洋スーパーバンタム級王者の武居由樹ら階級が上の選手と実戦練習を重ねてきた村地。「歴史のある日本タイトルを獲って、自分の実力を証明したい」と言葉に力を込めた。

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