【ONE】武尊 対戦熱望のロッタン敗戦に心境吐露「複雑な気持ち」 会場初観戦で刺激「早く戦いたい」

2023年09月23日 06:30

格闘技

【ONE】武尊 対戦熱望のロッタン敗戦に心境吐露「複雑な気持ち」 会場初観戦で刺激「早く戦いたい」
武尊 Photo By スポニチ
 アジア最大の格闘技団体「ONE Championship」(ONE)は22日にタイ・バンコクで「ONEフライデーファイツ34」を開催。メインイベントではONEフライ級ムエタイ王者のロッタン・ジットムアンノン(タイ)がスーパーレック・キアトモー9(タイ)に判定負け。
 ロッタンとの試合を熱望するK-1元3階級制覇王者でのISKA世界ライト級王者の武尊(31=team VASILEUS)が現地観戦していたが、まさかの結果となった。試合後に武尊はABEMA中継にゲスト生出演して、現在の心境を語った。

 この試合は本来、ONEフライ級ムエタイタイトルマッチの予定だったが、前日計量でスーパーレックの2・3キロ超過によってキャッチウエイトのスーパーファイトに変更となった。

 現地でも“世紀の一戦”と期待が高かったこの一戦。第1Rから衝撃的な展開となった。ロッタンの下から突き上げたタテ肘でスーパーレックの額の上を切り裂いて、会場は大熱狂になった。第2Rになると大流血しながらスーパーレックが反撃。膝蹴りからのタテ肘でダウンを奪った。ロッタンはバランスを崩しただけとレフェリーに訴えながら、納得いかない表情を見せた。死闘の第3Rは、両者一歩も引かず試合終了となった。結果は0ー3の判定でロッタンは敗れた。リングを降りたロッタンはガックリと肩を落とした。

 試合後のバックステージで敗れたロッタンと抱擁した武尊。そして「複雑な気持ちです。スーパーレック選手は強かったです」とひと言。

 ロッタンとスーパーレックの激闘そしてONE初観戦でかなりの刺激を受けたという。「2人の試合を見るのもONEを生で見るのも初めてでした。お互い気持ちが強いと思いました。ONE大会通して生きるか死ぬかの戦いをする選手ばかりエネルギーをもらいました。早くここで戦いたいです」と語った。

 「きょうの大会を見てちょっと感動しました。日本の大会も盛り上がっていい試合がたくさんあるんですけど、そことは違う命を懸けた戦いで僕がやりたい戦いはこういう戦いだなと思いました」と自身のやりたい戦いを再認識した。

 ABEMA中継の解説を務めた志朗(30=BeWELLキックボクシングジム)からオープンフィンガーグローブでの戦いについて聞かれると「ダウンの技術の高さとみんな体がボロボロになって、スポーツというよりも動物と動物の戦いで僕は魅力的に感じました」と答えた。

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