ユーリ阿久井 11・15初の世界戦へスパー公開 「いい調整ができている」

2023年10月24日 17:16

格闘技

ユーリ阿久井 11・15初の世界戦へスパー公開 「いい調整ができている」
ミット打ちを披露するユーリ阿久井 Photo By スポニチ
 【WBA世界フライ級タイトルマッチ   王者 アルテム・ダラキアン《12回戦》同級1位 ユーリ阿久井政悟 ( 2023年11月15日    両国国技館 )】 プロボクシングWBA世界フライ級1位のユーリ阿久井政悟(28=倉敷守安)が24日、都内の帝拳ジムで練習を公開。11月15日の初挑戦となるアルテム・ダラキアン(36=ウクライナ)との世界戦へスパーリングなどを披露した。
 地元・岡山から今月1日に上京し、2日から同ジムでスパーリング合宿を行っている。WBO世界ライトフライ級1位の岩田翔吉(27=帝拳)や日本フライ級王者の飯村樹輝弥(25=角海老宝石)らと週5日のペースでスパーリングを重ねてきた。この日はWBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級4位の梶颯(26=帝拳)との3ラウンドのスパーを披露。強烈な右クロスやカウンターの右ストレートを打ち込むなど順調な仕上がりを見せ「自然な流れで手足が動く。いい調整ができている」と充実感を口にした。

 対戦相手のダラキアンはここまで22戦無敗15KOの難敵。ユーリは「自分のペースで戦う選手。変則的なパンチと、パンチをまとめるうまさがある」と警戒点を挙げ「相手に合わせるのではなく、合わせさせるというテーマでやる。チャンスがあれば倒しにいく」と力を込めた。

 旧ソ連出身で90年代にWBC世界同級王座を9度防衛した勇利アルバチャコフ(協栄)に顔が似ていることから「ユーリ」のリングネームがつけられた。その本家・勇利氏は92年6月の世界初挑戦時、両国国技館でWBCフライ級王座を獲得した。ユーリ自身も今回の世界初挑戦の舞台が同じ両国国技館という巡り合わせ。所属ジムの守安竜也会長は「いろんな偶然も重なった。(チャンスを)是非ものにしてもらいたい」と岡山ジム所属選手初の世界王者誕生を期待した。

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