尚弥 史上2人目2階級4団体統一へ!12・26タパレス戦正式決定「倒的な強さでKO決着を」

2023年10月26日 04:30

格闘技

尚弥 史上2人目2階級4団体統一へ!12・26タパレス戦正式決定「倒的な強さでKO決着を」
<WBA・WBC・IBF・WBO 世界スーパー・バンタム級王座統一戦 井上尚弥VSマーロン・タパレス開催発表記者会見>フォトセッションに臨む井上(撮影・大城 有生希) Photo By スポニチ
 【WBC&WBO&WBA&IBF世界スーパーバンタム級王座統一戦   WBC&WBO王者 井上尚弥《12回戦》WBA&IBF王者 マーロン・タパレス ( 2023年12月26日    有明アリーナ )】 プロボクシングWBC&WBO世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(30=大橋)が25日、横浜市内のホテルで会見し、12月26日にWBA&IBF世界同級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)と4団体王座統一戦を行うことを正式発表した。勝てばバンタム級に続いて史上2人目の2階級4団体統一。わずか5カ月での偉業達成が懸かる大一番でも圧倒的な内容でのKO決着を宣言した。
 井上は2本のベルトを手に黒のスーツ姿で登壇した。ちょうど2カ月後に迫った大一番へ、いつもと変わらぬ表情と口調で圧勝劇を約束した。「2階級での4団体統一が懸かる物凄くでかい試合。そんな試合でも圧倒的な強さでKO決着をお見せしたい」

 今年1月にバンタム級から階級を上げ、同7月にスティーブン・フルトン(米国)との統一戦に8回TKO勝利した。次戦に勝てば、転級わずか2戦でテレンス・クロフォード(米国)に続く史上2人目の2階級4団体統一達成となる。「自分自身どこまで強くなれるのかを追い求めたい。(圧倒的な)試合を見せて結果が出た次にベルトがついてくる」と話す。偉業達成もモンスターにはただの通過点に過ぎない。

 4月に2団体統一王者となった相手のタパレスについては「ゴリゴリのファイター」との印象を持っていたという。ただ過去の映像を振り返る中で「思っていた以上に技術の高い選手」と考えを改めた。今月23日からメキシコ人のサウスポー2選手と本格的なスパーリングを開始。「凄くいいモチベーションで練習を積めている。残り2カ月で完璧な状態に仕上げたい」と“完封”に向けて最後の仕上げに入る。

 「この先、日本人はたどり着けないだろうという位置に行きたいと思っているので、ここは絶対に結果を出したい」と将来の野望も示唆した井上。明言はしなかったが、前人未到の「3階級4団体統一」も視野に捉えつつある。軽量級に敵なし、それを証明する圧勝のみを求める。

 《タパレス代理プロモーター「素晴らしい試合になる」》米ラスベガスで合宿中のタパレスに代わり、この日はプロモーターのショーン・ギボンズ氏が出席した。井上については「爆発的なパワーがあり、みなぎる自信を感じる。スーパーバンタム級に上がっても(バンタム級時と)何も変わっていない」と称賛。一方でフィリピン人初の4団体統一王者を目指すタパレスについて「非常にハングリーで強い気持ちで臨む。フルトンと違って日本に勝ちに来る。素晴らしい試合になるだろう」と気持ちを代弁した。

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