アマ10冠・藤田健児 プロ6戦目で初タイトル 格闘一家念願の正規ベルトに涙「念願がかなった」

2024年01月20日 22:39

格闘技

アマ10冠・藤田健児 プロ6戦目で初タイトル 格闘一家念願の正規ベルトに涙「念願がかなった」
初のタイトルを獲得した藤田 Photo By スポニチ
 【WBOアジア・パシフィック・フェザー級王座決定戦   藤田健児(帝拳)―ジョセフ・アンボ(フィリピン) ( 2024年1月20日    東京・後楽園ホール )】 アマ10冠の藤田健児が大差判定勝ちを収め、プロ6戦目で初のタイトルを獲得した。立ち上がりからボディを中心に攻め立て圧倒するも、4回にローブローで相手がもん絶。
 以降は「上だけの展開になって難しくなった」とボディー以外の攻撃を強いられた中で、多様な角度のフックやアッパーで圧倒。最終12回には左ボディーでダウンを奪うなど、最後まで力の差を見せつけた。

 終始表情を変えずに戦った藤田は「(3回以降)相手は明らかにペースダウンしているのは分かったので、ムキにならずに戦った」と涼しい顔。「長い試合をしてしまいすみませんでした」と開口一番に謝罪したが「大きいことを言うわけではないが、ここは獲って当たり前だと思っていたので内容で見せてやろうと思っていた」と振り返った。

 負けられない理由があった。5人きょうだい全員が格闘技経験者で、長兄の和典さんは元東洋太平洋フェザー級暫定王者。藤田家にとって初の正規ベルト獲得となり「本当は世界がよかったが、どうしても正規のベルトを獲りたかった。藤田家として念願がかなってよかった」と目を赤くしながら話した。

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