WBA世界バンタム級王者の井上拓真に挑む石田匠は「倒しにいく意識」 5・6東京D
2024年04月19日 19:12
格闘技
指導する井岡一法会長は「8ラウンドまでに(レフェリーから)ストップがかかるか、残りのラウンドで楽にボクシングできる状況にしておくか。誰が見てもワンサイドという試合をしないと。どっちか分からないラウンドは全部(王者に)持っていかれる」と明確に差をつけなければベルト奪取は難しいとことを見通し、石田にハッパをかける。
王者の井上拓真について石田は「チャンピオンだから弱くない。でも自分のボクシングは通用する。自分が負けるところは想像がつかない」と自信たっぷりに語った。
2017年10月の世界初挑戦はWBA世界スーパーフライ級王者カリド・ヤファイ(英国)に敵地で判定負け。得意の左ジャブで流れをつかみかけながら相手のプレスに後退したのが敗因だった。23年6月のWBA世界バンタム級挑戦者決定戦は中盤以降、自ら距離を詰めて打ち合い、新境地を切り開いた手応えがある。「いろんな経験をして、あの時と今は全然違う。別人です」。生まれ変わった姿を東京ドームの大観衆に披露する。