武居由樹の挑戦受けるモロニーが練習公開「トリッキーさない」王者陣営“上から目線”にも八重樫トレ動じず

2024年04月30日 15:05

格闘技

武居由樹の挑戦受けるモロニーが練習公開「トリッキーさない」王者陣営“上から目線”にも八重樫トレ動じず
練習を公開したモロニー Photo By スポニチ
 【プロボクシングWBO世界バンタム級タイトルマッチ   王者ジェイソン・モロニー(オーストラリア)―同級5位・武居由樹(大橋) ( 2024年5月6日    東京ドーム )】 元K―1王者でボクシングWBO世界バンタム級5位の武居由樹(27=大橋)の挑戦を受ける同級王者ジェーソン・モロニー(33=オーストラリア)が30日、都内の帝拳ジムで公開練習を行った。
 2度目の防衛戦へ、堤聖也(角海老宝石)ら日本人スパーリングパートナーと母国で約12週間の練習を積んできたモロニー。34年ぶりの東京ドームボクシング興行への出場に胸を躍らせ「素晴らしく巨大なイベントに参加できうれしい。これまでのキャリアにない最高の仕上がり。最高の試合をお見せできる思う」と自信満々。公開したのはシャドーボクシング1ラウンドのみだったが状態の良さを伺わせた。

 律儀な対応を見せたモロニーを横目に終始、冗舌だったのはアンジェロ・ハイダー・トレーナー。「見てもらえば分かるが、モロニーはハイスピードのいいパンチャーだ。彼は体格の差をものともせず、あらゆるボクサーに自分に合わせて勝ってきた。それができる選手は数多くいない」と自信満々だ。

 さらには対武居の対策を聞かれると「スキルを磨いて、調整してこないといけないのは武居の方だ。ナチュラルパワーはあるが、ロマチェンコのように角度を付けたり、うさぎのように跳び回るトリッキーな動きはない。自分たちが特に何をするではなく、相手が何をしてくるか。(パンチが)当たらなければ勝つ」と“上から目線”で舌戦を繰り広げた。

 視察した武居陣営の八重樫トレーナーは挑発にも冷静だった。「そのとおりだと思う。我々はチャレンジャー。こちらが試合をつくっていく方だとは思うがモロニー選手にとってのサプライズがあればいい。やれることは全部やってきた」と淡々と話し「今は言えないがモロニー選手にも数少ない欠点はある。一本のとがったものはつくってきたのでそれをぶつけたい」と力強く話した。

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