野杁正明 過去最強の姿でONEデビュー戦へ!イメージは“KO”と断言「倒さないと盛り上がらない」

2024年05月21日 16:08

格闘技

野杁正明 過去最強の姿でONEデビュー戦へ!イメージは“KO”と断言「倒さないと盛り上がらない」
強烈な蹴りをミットに打ち込む野杁正明(撮影・酒井卓也) Photo By スポニチ
 元K―1ウェルター級王者の野杁正明(30=team VASILEUS)が、21日都内で公開練習を行い、6月8日にタイ・バンコクで開催される「ONE 167」に向けて意気込みを語った。
 “怪物”は過去最強の姿で世界最高峰の舞台に挑む。野杁はプロ戦績60戦49勝(25KO)が誇る日本の“怪物”。3月26日付けでKー1と契約満了。4月23日にONEと独占複数試合契約を締結したことが発表された。

 この日の公開練習では、2分2Rのミット打ちで強烈なパンチやキックを披露。「今の100%を出せる練習が出来てるかっていったら、疲労や減量もあって100%は出せてないんですけど本当に過去最高に調子もいいですし、ケガもないので、過去最強の野杁正明は当日は見せられるんじゃないかなと思います」とコンディションの良さをうかがわせた。

 ONEデビュー戦の相手の相手はタイの強豪であるシッティチャイ・シッソンピーノン。1月の日本大会でシッティチャイがマラット・グレゴリアンと対戦した試合を見て、ONE初戦でどちらかと対戦するかもしれないと思っていたという。「僕はK―1との契約があったので、何とも言えなかった部分はあった」と口にした上で「僕がONEと契約したらどちらかと戦うかもしれないと考えていました。その試合もいざどちらかと僕が戦うってなったらどう戦おうかなって思いながら見てました」と明かした。

 プロ初のケージでの試合になるが、気にしている部分はないという。そしてシッティチャイの距離間に警戒しながらも「(試合のイメージは)僕のKOしかない。判定では負けだと思ってるので、KOで倒さないとお客さんも盛り上がらないと思う」とグレゴリアンが3RKOでシッティチャイを下しているため、それよりも早い決着でKOボーナス獲得を狙うと断言した。

 「求めてるのはそこではなく、まだまだ倒さないといけない相手はたくさんいる。今後は本当に強い選手と戦いたいので、ランキング入ってる選手なら誰でもいいです。自分の下馬評が不利な相手としか戦いたくない」と今後も世界トップクラスとの対戦を希望した。

 今回の試合は野杁にとって完全アウェーの状況での試合となる。「多分、現地では100対0ぐらいでシッティチャイ選手の応援だと思うんですけど、それ試合が終わった時にひっくり返るようなことをしたい。僕はフランスでそういう経験もしてますし、それをやったときの快感が忘れられない」とアウェーの雰囲気をひっくり返す戦いを見せると誓った。

 《豪華なマススパーリングが実現》この日は、野杁と同じく「ONE 167」に出場する女子格闘家の平田樹(24=フリー)も公開練習を行った。2人は共通のスポンサーを通じて知り合った関係だという。公開練習の最後には野杁と平田のマススパーリングが実現。打撃だけのスパーリングのはずが、最後に平田はタックルを決めると野杁も驚いていた表情を見せた。公開練習後に平田は「打撃と“行く勇気”が出たら自分の成長だと思います」と自身が強化した部分を話すと、野杁は「タックルされたんでそういう展開になるかなと思います」と笑い、平田にメッセージを送った。

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