パンチ力ある“帯封”3つ 「鉄仮面」IBF王者の西田凌佑も笑顔

2024年05月28日 13:55

格闘技

パンチ力ある“帯封”3つ 「鉄仮面」IBF王者の西田凌佑も笑顔
六島ジムの枝川孝会長(右)から報奨金300万円を贈られた西田凌佑(中央)と武市晃輔トレーナー Photo By スポニチ
 プロボクシングIBF世界バンタム級王者の西田凌佑(27=六島)が28日、大阪市住吉区の所属ジムで世界ベルトを披露した。「先週ベルトが届いて、世界チャンピオンという実感が湧いてきました」。体重はリミットから約10キロ増の63キロまで戻り、福々しい笑みを浮かべた。
 また、枝川孝会長から西田と武市晃輔トレーナーへ、それぞれ報奨金300万円が贈られた。笑顔が少ないと周囲から指摘される西田も、さすがに“帯封”付きの札束3つを手にして頬を緩めた。「両親に渡したい」と親孝行するつもりだ。

 次戦は選択試合で秋以降に大阪で開催する方針。西田はその後の統一戦に興味を示す。「バンタム級は盛り上がっているので。誰とでも話がくればやりたい」。WBAは井上拓真(大橋)、WBCは中谷潤人(M.T)、WBOは武居由樹(大橋)が王座に就いている。特に対戦したい選手を問われ、井上拓真を挙げた。「ずっとバンタム級で活躍されている選手。なかなか機会がなかったけど(自身が)ベルトを獲って、やるチャンスが出てきた。拓真選手は強い相手に勝って評価も知名度も高い。そういう選手とやりたい」。次々と番狂わせを起こした“下克上男”はさらに大物食いを狙う。

 ただ、4日に世界奪取した試合の際も減量はかなり厳しかったという。現在63キロで「これ以上、増やさないようにしないと」と表情を引き締める。ロードワークを既に再開しており、来月初旬にジムワークも再開する。武市トレーナーは「(世界奪取した試合は)ウォーミングアップを見ても回復しきれていないというか、絶好調ではないと思った。もっと上げられる。ボクシングスタイルもアウトボクサー一辺倒の選手とは思っていない。オールラウンダーとして、もっと幅を広げていきたい」と話した。

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