井上尚弥 米国進出熱高まる「ファンが望んでいるのを強く感じた」マディソンスクエアガーデンも視察
2024年06月11日 05:30
格闘技
過去にはラスベガスなど米国で3戦している。大橋会長も米国やサウジアラビアからオファーを受けたことを認め「米国のファンが望んでいるのを強く感じたので、ありじゃないかな」と21年6月以来の米再上陸に前向きな姿勢を見せた。ニューヨーク滞在中に格闘技の殿堂マディソンスクエアガーデン(MSG)での興行を視察した井上はMSGについても「歴史的なものを感じた」と興味を示した。
滞在期間中には大リーグを観戦。ドジャースの山本由伸投手とはホテルで対面し「トップアスリートと会うことで刺激を受けました。出会いは大事だと思いました」と明かした。今後の階級については「(スーパーバンタム級での)イメージはあと4、5試合。来年いっぱいはできると思う」と説明し、フェザー級転向は再来年以降になる可能性を示唆した。 (黒田 健司郎)
▽井上の過去の米国での試合 プロ27戦中、海外で4戦、米国で3戦行っている。17年9月にカリフォルニア州カーソンでのWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチで米国デビューし、6回TKO勝ちで防衛に成功。ラスベガスでは20年10月にジェーソン・モロニー(オーストラリア)と、21年6月にマイケル・ダスマリナス(フィリピン)と対戦し、それぞれKO勝利。以降の6戦は国内でのリングに立っている。