井上尚弥がWBA返上の可能性も…元日本王者「最強なのは明らか」 WBA1位アフマダリエフ戦の実現希望
2024年06月14日 21:51
格闘技
![井上尚弥がWBA返上の可能性も…元日本王者「最強なのは明らか」 WBA1位アフマダリエフ戦の実現希望](/battle/news/2024/06/14/jpeg/20240614s10021000333000p_view.webp)
今回の通達に細川氏は「俺的にはよく言ったWBA!ファンとして思う」と話し、「なぜならグッドマンよりもドヘニーよりもアフマダリエフとの試合を見たい。むしろナイス」と説明。
そしてPFP(パウンド・フォー・パウンド)上位選手は4団体のベルト全て持っている必要はないという。「井上尚弥からWBAのベルトが取られたからと言って、スーパーバンタム級の最強は明らか。ベルトがなかったとしても井上尚弥と対戦する試合が最強決定戦になる」と持論を展開した。
尚弥は、今年5月ルイス・ネリ(メキシコ)に勝利した直後、リングに上がったIBF、WBO同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)との対戦を呼びかけていた。しかしグッドマンが7月に次戦を行うことが決まり、9月に井上と対戦する可能性は事実上消滅。次戦は元IBF同級王者でWBO世界同級2位T・J・ドヘニー(アイルランド)との対戦が最有力とされている。
尚弥の所属ジムの大橋秀行会長(59)は「次の試合はほぼ内定している。ここからひっくり返せないし、なぜこのタイミングなのか」と不満顔。次戦は元IBF同級王者でWBO世界同級2位テレンス・ジョン・ドヘニー(アイルランド)との防衛戦を示唆し、今回は指令に応じない姿勢を強調した。
細川氏は「ドヘニーは大橋ジムと友好関係だと思うし、ここにきてアフマダリエフとの指名試合が来たので“ドヘニーとはできない”はちょっと不義理だと思う」と大橋会長の意見に共感した。
さらに「ここはファイトビジネスの難しいところ。ドヘニーからアフマダリエフに変更した方が注目度も上がると思うから興行的な問題ではないと思う。なんで切り替えることが難しいのかは大橋ジムしか知らない事になると思う」と語った。
スーパーバンタム級の中心人物の1人であるアフマダリエフは、ここ2戦のマーロン・タパレス(フィリピン)、ネリよりも危険な相手だという。「スーパーバンタム級のラスボスの1人だから面白い試合になると思う。日本人だけが喜ぶ試合じゃなくて世界から見て“井上尚弥が負けるかもしれない…”というマッチメークが見たいよね」と尚弥VSアフマダリエフの実現を楽しみにした。