プロボクシング日本フェザー級3位の前田稔輝は2回TKOで再起「次がラストチャンスと思って…」
2024年08月04日 20:09
格闘技
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前田は今年2月に日本同級タイトルマッチに1位の指名挑戦者として臨み、王者の松本圭佑(大橋)に判定負け。要所で右カウンターを食らい4回にダウンを奪われるなど劣勢。最終10回にダウンを奪い返したものの、2度目の日本王座挑戦もベルトに届かなかった。22年12月のタイトル初挑戦は日本&WBOアジアパシフィック(AP)王者の阿部麗也(KG大和)に判定負けしている。
東洋太平洋やWBOAPなど他の地域タイトル獲得を経て、世界初挑戦を目指す道もある。本石昌也会長は「日本タイトルにこだわっています。きちんと手順を踏んで、みなさんに認めてもらえるチャンピオンにしたい。そこは本人とも話し、わかってくいれている」と方針を説明した。前田は現在3位。次の指名挑戦者は1、2位による決定戦の勝者となるため、しばらく“順番待ち”となりそう。本石会長は「力をつける期間だと考えています」と話した。
2度の日本王座挑戦失敗を踏まえ、前田は現在の強化ポイントを次のように明かす。「自分のリズムで試合を進められるようにすること。過去2回のタイトル戦もそうだけど、相手の引き出しにつられてペースをつかめなかった。自分のペースをつかむ組み立てが必要。(相手を)倒せる力はあると思っている。それを出すための引き出しを増やしたい」。また、実現すれば3度目となる日本王座挑戦へ向け「まだキャリアの終わりを決めているわけではない。でも次がラストチャンスと腹をくくって、やっていきたい」と強い決意を示した。