性別騒動の女子ボクサー、リン・ユーチンが金メダル 「はじめの一歩」きっかけ、台湾史上初
2024年08月11日 05:22
格闘技
![性別騒動の女子ボクサー、リン・ユーチンが金メダル 「はじめの一歩」きっかけ、台湾史上初](/battle/news/2024/08/10/jpeg/20240811s10021000067000p_view.webp)
IBAを資格停止とし、代わりに五輪のボクシング競技を運営する国際オリンピック委員会(IOC)は2人が女性であると強調したが、リンは対戦相手陣営からも批判された。敗れた相手が試合直後に指で「X」の文字をつくり、XX染色体を持つ女性との対戦を暗に希望するような場面が続出。「男だ」と断言する相手コーチもいた。
兄と一緒に日本のアニメ「はじめの一歩」を見たのを機に、母親を家庭内暴力から守ろうとしてボクシングを始めた。13年に世界女子ジュニアユース選手権で台湾に国際大会初の優勝をもたらし、世界選手権では18年にバンタム級、22年にはフェザー級で優勝。女子選手として、世界の頂点を目指して戦い続けてきた。五輪の準決勝後はパブリックビューイングを実施した台湾の人々に「金メダルを必ず持ち帰る」と約束していた。