天心 主役はオレだ!10・14に初タイトル戦「盛り上げる自負は一番持っている」

2024年08月23日 04:00

格闘技

天心 主役はオレだ!10・14に初タイトル戦「盛り上げる自負は一番持っている」
<PRIME VIDEO BOXING10会見>壇上で並ぶ(左から)岩田、寺地、中谷、井上、田中、阿久井、堤、那須川(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 バンタム級WBA2位、WBC3位の那須川天心(26=帝拳)が22日、都内のホテルで会見し、WBOアジア・パシフィック(AP)のバンタム級1位として、10月14日に同級2位ジェルウィン・アシロ(23=フィリピン)と王座決定戦を行うことを発表した。ボクシング転向5戦目で初のタイトル挑戦となるが、世界のベルトを獲るための過程であると強調。13日と14日の2日間に世界戦7試合が行われる大型興行で主役を演じる覚悟をにじませた。
 5戦目で念願のタイトル挑戦が決まった那須川。だが世界を目指す視線はさらに上を向いていた。

 「タイトル挑戦できてうれしく思うが、世界を獲るためには東洋(太平洋)かWBO(アジア・パシフィック)のベルトが必要らしいので。そこの過程に過ぎない。いつも通り集中していく」

 タイトル前哨戦と位置づけていた7月の前戦では世界4位を倒して初のKO勝ち。自らタイトル戦の切符を勝ち取ったが「(WBO―APの)ベルトを獲ってイェーイとはならない。レプリカだけ作ってすぐに返上しようかなと思っている」。現在はWBA世界2位に位置するなど、着実にステップアップしている那須川のゴールはまだ先だ。

 国内初の世界戦7試合を含むビッグイベントの2日目に登場。これまでの興行ではポスターの中心を飾ってきたが、世界王者がずらりと並んだこの日は撮影でもポスターでも一番端だった。「けんか売ってんのかな」と冗談めかしたが、主役を譲る気はさらさらない。「世界戦をただ並べただけではショーみたいになってしまう。お祭りにするためには選手一人一人がしっかり盛り上げる自負を持たないと。それは自分が一番持っている」。にやりと笑い世界戦に負けない熱戦を約束した。

 自身初のバンタム級での出場。同興行には同級王者の中谷、井上拓も出場する。「前戦で世界王者の4人ももう無視できない試合を見せられたと思う。(将来的に王者と)しっかり戦えるような試合をしたい」。4団体統一への意欲を示し、自身の価値を証明する。

 ▽2日連続世界戦 日本では過去1度だけ行われた。17年5月20日に村田諒太がWBA世界ミドル級王座決定戦で世界初挑戦するなど4試合。翌21日に、WBO世界スーパーフライ級で井上尚弥の5度目の防衛戦など2試合を実施した。今回の興行に出場する寺地は村田の前座で世界初挑戦、田中は20日に名古屋市でWBO世界ライトフライ級タイトルマッチに臨んだ。 

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