3団体統一王者カネロが3-0判定で快勝 ダウン奪うもKOできず5戦連続判定勝ち
2024年09月15日 13:24
格闘技
硬さがほぐれたベルランガは試合中盤から長いジャブが出るようになり、7回はカネロの手数が減った。それでもカネロは8回、ボディーを多めに打って再び攻勢。9回には強烈な右ストレートでベルランガをぐらつかせた。10回にラウンド終了10秒前の拍子木を終了ゴングと勘違いする姿も見られたカネロはその後も優位に進めたが、倒すまでには至らず5試合連続の判定勝ち。21年11月以来、2年10カ月ぶりのKO勝利はならなかった。ジャッジの採点は117-110が1人、118-109が2人だった。
アンダーカードでは、WBA世界ミドル級王者エリスランディ・ララ(41=米国)が同級10位の元2階級制覇王者ダニー・ガルシア(36=米国)を一方的に攻め、相手棄権による9回終了TKO勝ちで3度目の防衛に成功。WBA世界スーパーミドル級暫定王座決定戦では、同級5位の元IBF同級王者ケイレブ・プラント(32=米国)が4回に同級8位トレバー・マッカンビー(30=米国)にダウンを喫したものの、9回2分59秒TKO勝ちした。
また、元WBC&WBO統一世界スーパーバンタム級王者のスティーブン・フルトン(30=米国)が昨年7月に井上尚弥(31=大橋)に8回TKO負けして以来、約1年2カ月ぶりとなる再起戦に出場。フェザー級転向初戦でカルロス・カストロ(30=米国)と対戦し、5回に右ストレートでダウンを奪われながらも2-1で判定勝ちした。