大橋ジムホープ2人が躍動 アマ7冠・坂井優太&「ハマのタイソン」田中空がともに2回TKO勝ち

2024年10月17日 19:31

格闘技

大橋ジムホープ2人が躍動 アマ7冠・坂井優太&「ハマのタイソン」田中空がともに2回TKO勝ち
2回TKO勝ちした坂井 Photo By スポニチ
 【プロボクシング54キロ級8回戦 坂井優太《TKO2回1分18秒》スジャリッチョン・スランパイ ( 2024年10月17日    東京・後楽園ホール )】 今春、大橋ジムからプロ転向した22年世界ユース選手権覇者でアマ7冠の坂井優太(19=大橋)と、アマ23年全日本選手権優勝の田中空(23=同)がともにA級(8回戦)初戦に2回TKO勝ちしデビュー2連勝を飾った。
 坂井は立ち上がり、相手の出方を伺いながら右フックのカウンターを次々にヒット。1回に右ボディーでダウンを奪うと、2回には左ストレートで2度目のダウン。再開後は、右フックから左アッパーにつなげ、レフェリーが試合を止めた。

 対戦相手が前日計量で1・3キロの体重超過を犯したが、両陣営の話し合いの結果当日計量で58・3キロ以下なら、試合は行われることとなった。坂井は「遊びじゃないんだぞ、という思いもあった」としながら「相手のレベルも高くはなかったが、結果的にKOにつなげられたならよかった」と笑みを広げた。

 デビュー戦では終始圧倒する2回TKO勝ちも「感情のコントロールができなかった」と振り返る。父・伸克トレーナーは試合前のミット打ちが「過去イチのできだった」ことを明かし、坂井自身も「前回からの4カ月で試合を意識して取り組めた。試合も冷静にできた」と自身に合格点を与えた。

 次戦は年内にも行いたい意向を明かし「ハラハラする相手の方がパフォーマンスが上がる」と今後はランカーとの対決を希望。「このまま勝ち続ければチャンスはくる。一生懸命やるだけ」と気を引き締めた。

 67・1キロ契約8回戦で東洋太平洋ウエルター級11位チャン・サーラー(タイ)と対戦した「ハマのタイソン」田中空も2回1分42秒TKO勝ちで連勝。1回から接近戦を仕掛け、2回に右フックでダウンを奪取。再開後にパンチをまとめたところをレフェリーが試合を止め「8回を戦うつもりはなかった。いいチャンスを会長にいただいた。絶対に落とせないと思って練習した」とランカーに圧勝し、笑みを広げた。

 後輩の坂井に続くTKO勝ちに「続きたい思いがあった」と振り返り「組まれた試合に勝って、結果を出すことが自分の仕事」と一戦必勝を誓った。

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