歌謡界を代表する作曲家の遠藤実さん死去

2008年12月06日 12:20

芸能

歌謡界を代表する作曲家の遠藤実さん死去
死去した遠藤実さん
 「北国の春」「高校三年生」など5000曲以上をつくり、戦後歌謡界を代表する作曲家だった遠藤実(えんどう・みのる)さんが6日午前10時54分、急性心筋梗塞のため東京都中央区の病院で死去した。76歳。東京都出身。葬儀は近親者のみで行い、後日お別れの会を開く予定。喪主は長女由美子(ゆみこ)さん。
 独学で作曲を学び、1957年、藤島桓夫さんが歌った「お月さん今晩わ」で売れっ子に。舟木一夫さんの「高校三年生」、千昌夫さんの「星影のワルツ」「北国の春」などの大ヒット曲を連発した。「北国の春」は、アジア各国で歌われる国際的ヒットとなった。民謡と歌謡曲を融合した「アキラのズンドコ節」など快活なリズム歌謡も得意とした。
 94年、日本レコード大賞功労賞を受賞し、遠藤実歌謡音楽振興財団を設立。音楽資料館「実唱館」(新潟市)を開設した。2003年に文化功労者。05年から日本作曲家協会会長を務めていた。
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