洋子は永遠…「思い出の中だけで生きている」
2009年10月22日 06:00
芸能
05年ごろから認知症を患った南田さんを介護した日々を「僕の人生をよみがえらせ、人生観を変えてくれた。僕を待っていてくれるただ1人の女性でいてくれました。本当に楽しい4年間でした」と回顧。今月17日、倒れる直前に、南田さんが普段は動かない右手で長門さんの指を強く握ったことを明かし「あれが最後の意思表示だった。あの痛さはいい思い出。洋子は僕の素晴らしい思い出の中だけで生きている。これは永遠のもの」と涙でほおを濡らした。
遺体との対面より舞台を優先したことについては「お客さんはこの芝居を見に来てる。僕のプライバシーは全く関係ない」と言い切った。それでも「あす(22日)は休み(休演日)なので、ゆっくりお別れできる。それが最高にうれしい」と語り、会見後は妻が待つ自宅へ。通夜も、千秋楽(昼の部のみ)が終わった後の29日夜に営む予定で「6日間待たせることになるけど、僕のいないお別れなんてあり得ない。公演が終わったらお別れする」と説明した。