赤西仁 ロスでソロライブ、全米ツアーも発表

2010年06月21日 06:00

芸能

 「KAT―TUN」の赤西仁(25)が19日(日本時間20日)、米ロサンゼルスでソロコンサートを行った。ツアー開催中の同グループを長期離脱してまで実現させた念願の公演。現地のオーディションで決めたダンサーとバンドをバックに、全14曲の英語曲とダンスで構成されるステージを展開。9~10月にニューヨークやシカゴなど全米7カ所を回るクラブツアーを行うことも発表された。
 会場の「クラブ・ノキア」に詰めかけたのは満員の約2000人。現地の人々が約8割を占め、現地メディアを含む35社が取材に訪れた。
 赤西はスエットのフードをかぶり、サングラス姿で登場。自らオーディションで選んだ約10人の現地ダンサーと息ピッタリのダンスを見せ、女性ダンサーとキスするような濃厚なシーンも披露するなど終始ノリノリ。赤西が客席に降りると、ファンが殺到するなど会場も盛り上がった。
 公演は2時間強。14曲すべてを英語で歌い、曲の合間のトークはほとんどなかった。
 公演後には「いや~、楽しかったですね」と満足げに第一声。客席の反応については「ノリとかは(日本と)そんなに違いはなかった。凄く踊ってくれたんでうれしかった」と手応えをつかんだ様子で、ロスの印象を聞かれた際も「天気、人も凄いナイス。女の子も日本に負けじと美しい」とジョークも飛び出すほどご機嫌だった。
 エンターテインメントの本場米国での有料ライブは、スターを輩出するジャニーズ事務所でも初めて。今年2月に東京・日生劇場で開催された「友&仁」を見た現地テレビ局関係者がロス公演をオファーし実現した。
 「友&仁」はラスベガスのスターショーを参考に、ジャニー喜多川社長が作・構成・演出。06年にロスに語学留学するなど海外志向が強い赤西も当初から「海外に持っていきたい」と話していた。オファーを受けると、日程が重なるKAT―TUNのツアー離脱を決意。追加公演を視野に10月までの雇用ビザを取得し、スケジュールも白紙にしていた。
 この日、新たに9~10月に全米7都市を回るクラブツアーが決まったことを発表。覚悟が夢の実現を呼んだ。
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