関テレ報道番組“偽装”映像 取材スタッフ後ろ姿を内部告発者に
2013年03月14日 06:00
芸能
同社によると、関係者に局内で内部告発のインタビューをしたが、映像撮影は断られたため、スタッフの後ろ姿を撮影。その映像にモザイクを掛け、声を変えた本物のインタビュー音声と合わせる形で放送した。
放送の数日後、取材したカメラマンが上司に相談して発覚。社内で事実関係を調査したが、証言自体は間違いなく本人のもので、内部告発者を守るための行為だったと判断し、番組内での訂正や公表はしなかったという。
だが13日に問題が報じられた後、夕方の同番組で経緯を説明し「不適切な映像表現をおわびします」と陳謝した。取材した記者には口頭で厳重注意したという。
同社では情報番組「発掘!あるある大事典2」で実験データの捏造(ねつぞう)など多くの虚偽があったことが07年に発覚。当時の社長が引責辞任している。