9歳の女優魂!濱田ここね“厳寒”おしんスタイルで登場

2014年02月14日 05:30

芸能

9歳の女優魂!濱田ここね“厳寒”おしんスタイルで登場
毎日映画コンクール表彰式に「おしん」の衣装で登場した濱田ここね
2013年(第68回)毎日映画コンクール表彰式
(2月13日 ミューザ川崎シンフォニーホール)
 【新人賞】表彰式に先立ち、屋外で行われたオープニングセレモニー。気温約6度と冷え込む中、濱田ここね(9)は着物にゲタの「おしんスタイル」で登場。スタッフから足袋を履くよう勧められたが、「大丈夫です」と役柄と同じ素足にこだわった。壇上でも寒そうなそぶりも見せず、約1年ぶりの衣装に「久しぶりにおしんになった気分です」と満面の笑みでプロ根性を見せた。

 9歳での受賞は毎コン史上最年少。93年「お引越し」の田畑智子(33)の記録を4歳も更新した。映画出演は今作が初めて。山形県内で行われた52日間の撮影では苦難を重ねるおしん役になり切るため、両親との電話も手紙も一切禁止された。

 撮影の思い出を聞かれると「親と離れたのが初めてだったので、どうしたらいいか分からなかった」と苦笑い。共演者やスタッフとの触れ合いが心の支えになったといい「優しい方がいっぱいいた。楽しかった」と振り返った。

 表彰式では母親が客席から涙をこぼしながら見守った。その中、濱田は観客と映画関係者ら約1100人を前に「この賞は皆さまのおかげです」と堂々とあいさつ。最後は「これからも素敵な女優になれるよう頑張ります。皆さん、おねげーするっす」と、おしん役でマスターした山形弁で呼び掛けて会場をわかせた。
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