「裸の島」ロケ地買い取りに合意 新藤監督の次男ら
2014年03月17日 19:43
芸能
俳優の柄本明さんら映画関係者と買い取りに向け活動を続けてきた新藤社長は「歴史的な島を保存したいという趣旨を理解していただいた。さらに募金活動を続けたい」と話している。
競売は2月に広島地裁福山支部であった。新藤社長らも302万円で入札したが及ばず、落札した福山市のアパート賃貸業上野光司さん(73)と個別に交渉を続けていた。上野さんは取材に「残念な気もするが、新藤社長の熱意と情熱にほれた」と語った。
島は三原市の沖合約1・5キロで、市によると面積は0・74ヘクタール。映画は水や電気のない瀬戸内海の小さな島に住む一家の日常や葛藤を描き、61年にモスクワ国際映画祭グランプリを受賞した。