覚せい剤の所持と使用の疑いで逮捕された歌手のASKA(本名宮崎重明)容疑者(56)が、警視庁の調べに「覚せい剤を自宅で複数回使った」と供述していることが28日、捜査関係者への取材で分かった。同庁組織犯罪対策5課は、ASKA容疑者宅から、覚せい剤とみられる粉末や吸引に使った痕跡のあるガラス製パイプを押収しており、自宅で日常的に使用していたとみて調べている。
ASKA容疑者と知人の会社員栩内(とちない)香澄美容疑者(37)は、都内の栩内容疑者の自宅マンションで覚せい剤を所持したとして、17日に逮捕され、27日に使用の疑いで再逮捕された。ASKA容疑者は当初、容疑を否認していたが、その後の調べで「使ったことがある」と供述した。栩内容疑者は否認を続けている。
捜査関係者によると、ASKA容疑者は栩内容疑者宅で使ったことはないとも供述している。