俳優の内野聖陽(46)が23日、主演映画「海難1890」(監督田中光敏、12月公開)を撮影中の和歌山県串本町で取材に応じた。1890年、同町沖でオスマン帝国の軍艦・エルトゥールル号が座礁し、地元住民の懸命の救助で乗組員69人が生還した事故がテーマの作品。この事故をきっかけにトルコは親日国になったと言われている。
トルコ人俳優11人と共演中の内野は開口一番、トルコ語で「メルハバ(こんにちは)」とあいさつ。中東情勢も意識してか、「本作が日本とトルコだけでなく各国と友情関係を築く契機になれば」と語った。トルコ側のメーン俳優ケナン・エジェ(34)に対しては「女性への気遣いがあり、日本人にないくらい優しい」と、ライバル心?ものぞかせた。
共演する忽那汐里(22)については「心臓マッサージの場面で、演技に集中するあまりケナンの心臓を本当に強く押していた」と暴露。英語が得意の忽那は「I’m so sorry」と肩をすくめていた。2月中旬からトルコでのロケを予定している。