フジ社長がスタッフ断罪 「黒い看護婦」監督クレジット拒否で
2015年02月27日 17:21
芸能
亀山社長は事実を認め、「そもそも土曜日の枠で作っていたところ、スポンサーの事情などで枠を移動したいということで尺を短くすることになったと聞いている」と経緯を説明。「時間枠があるわけですから、カットすることはあると思う。ただ、お互い了解のうえでやるべき」とカットしたこと自体には理解を示しつつも、その対応に問題があったとした。
自身も「踊る大捜査線」シリーズを手がけるなど、名物ドラマプロデューサーとして名を馳せた一人。「十何分も切るということはそんなに簡単なことではないんです」と制作側の苦労を理解したうえで「監督と何度も話し合いが行われた上で、番組の形を成していくという調整にあまりにも不備である、ということを認めざるを得ない。ものを作っている人間にどう向き合うのか、それは視聴者に向き合うのと同じこと。理由があって作るわけで、それに対して非常に礼儀がなってない、自分が作っていた側なのでいただけない。我々の調整の稚拙さとしか言いようがない」と自社スタッフの対応を断罪した。
一部メディアでは、今回の自体に監督側からの厳しいコメントも掲載されているが、「ちゃんと真しに作り手側と向き合って、調整すれば、あそこまで書かれることはならないでできたと思う。話し合いはしたというが、ちゃんとコンセンサスが取れたかということ。制作会社の方と相談し、監督と相談し、それ(了承)がニュアンス的に渋々だったのかという感覚は交渉した側の人間がもっと研ぎ澄まさないといけない」と厳しい口調で続けた。