水谷豊 人形相手に独り語り「次の相棒は誰よ?教えて教えて!」
2015年04月18日 21:29
芸能
水谷は「4年ぶりのステージです。ふと気がついたら4年も離れていました。ちょっとドキッとしました。そんな時、かつてチャンスがあったらやりたいと思っていたことがあったということを思い出しました。それは、僕が青春時代に口ずさんでいた曲をカバーするということでした。その思いがかないまして、先月カバーアルバムをリリースして、今日のこのステージに至るわけです。皆さま、ようこそ、『豊かな仲間とカバーな夜』へ。生“水谷豊”です」とあいさつ。
青春時代の思い出を語りながら同アルバムから「恋の季節」「上を向いて歩こう」「川の流れのようになど16曲を熱唱。中盤では等身大の女性の人形を持ち込み、主演するテレビ朝日系ドラマ「相棒」に関するトークを腹話術風に展開。共演者のものまねなども披露しながら、水谷自身が人形の声で「次の相棒は誰よ?教えて教えて!」と質問すると、水谷は「君のようなそういう、その場所とタイミングをわきまえないふしだらな発言が、全国でまじめにやっている人形たちのイメージを壊すんですよ!」と激昂して見せ、「恥を知りなさい!」と杉下右京風にピシャリ。しかしすぐそのあとに「本当のところ、いま一番恥ずかしいのは、人形を相手に一人しゃべりをしている僕なのかもしれませんね」と落として見せた。
また「相棒」で共演する俳優・岸部一徳(68)と、2010年にアルバム「人生ロマン派 水谷豊×宇崎竜童」でコラボした作曲家・宇崎竜童(69)がゲスト出演。「豊の部屋」と題して水谷が聞き手となり、宇崎とはダウン・タウン・ブギウギ・バンドのデビュー当時の話題、岸部とはザ・タイガース時代の話題などのトークを披露。宇崎と「人生ロマン派」をデュエットし、岸部とは、同アルバムにも収録のザ・タイガースの大ヒット曲「花の首飾り」をデュエットするという夢のコラボも実現し、客席は大喜びだった。
最後にアンコールにこたえて「カリフォルニア・コネクション」「大丈夫だよ」などを歌い、「歌手・水谷豊」の魅力を存分に発揮した2時間を超えるステージで客席を楽しませた。