仲里依紗 新分野挑戦で話題 スピーディーで丁寧がウケるWOWOW連ドラ
2015年05月22日 08:41
芸能
今作もスピード感あふれる描写と、大きなインパクトを残すラストは健在。例えば、第1話冒頭の10分間が印象的で、主人公の境遇、父の死、犯人逮捕、裁判から判決と、物語の核心部分を次々もったいぶらずに描き、視聴者を一気に引き込んだ。さらに、主人公のバディ的役割かと思われた尊敬する先輩検事(岸谷五朗)に、殺人の容疑がかけられるという衝撃のラスト。一度見てしまえば結末が気になること必至な構成となっている。
データニュース社(東京)が行なっている、WOWOW加入者を対象としたWOWOWウォッチャーによると、「テンポの良い展開で原作を読みたい気持ちが高まる」(48歳・女性)「すごく展開が面白い!次回も楽しみです!」(46歳・女性)「なぜ!!が多くてまだ何もわからない、これから真実が解き明かされると思うとワクワクします」。(70歳・男性)など、興奮の様子が伝わってくる。満足度も7・54(10段階評価)と、全体の50%が8点以上の高得点をつける高満足度。視聴者層は地上波のドラマとは逆転、約8割が男性視聴者で年齢層も高かった。
スピーディーな展開ではあるが、検察の取り調べ風景を丁寧に描くなどリアリティもあり、重厚感を残している部分が大人の男性でも楽しめる要因だろう。昨年、地上波とコラボ制作された「MOZU」が好評を博すなど、これまでにないスタイルのドラマに挑戦し続けている。