京極夏彦氏 水木さんは「亡くなっていない」妖怪の世界で永遠に…
2016年01月31日 10:51
芸能
発起人で祭壇をデザインした作家の京極夏彦氏(52)は“最後の弟子”。「弟子としては最後だったので、概ね最後の仕事は生前から私の役目だった」とこの日の会でも司会を務める。「お前がこういうのが向いているんだろうって。的確に人の適性を見抜かれる人だった。最後のご指名だなと。いろいろやらせていただいた」とし、現在は水木さんの全集を手がけており、「残りをちゃんとやれと(言われている)。(本人は)いないですけど、いるんで…気が抜けないです」と苦笑いを浮かべた。
「亡くなってないですね。人間としてはご逝去されたけど、生前からそうでない部分も非常に多かったので、先生は人間と妖怪どのぐらいの割合ですか?と荒俣さんが10年ぐらい前に聞いたんですけど、人間が30%ぐらいとおっしゃってた。そういう意味ではこれからも皆さん、変わりないんじゃないかと。ご本人に会えないのは非常に寂しいですけど、いつまでも永遠に水木しげるは我々を支配続けていると強く思います」と話した。