堺雅人「真田丸」大坂編は「コネ入社の楽しいサラリーマン生活」
2016年04月06日 09:40
芸能
“社長”秀吉役は小日向文世(62)で、「尊敬する先輩で、現場も明るく活気があります。そのペースに合わせていく、小日向文世と愉快な仲間たちという感じですね」と満足げな表情。秀吉は徐々に精神が破たんしていく設定のため、「狂気が強めで、ふざければふざけるほど目が笑っていない。すごいなあ、コヒさんと思うし、圧倒的な存在感に毎日あたふたしています。芝居が全く読めないので、巻き込まれがいがあります」と語った。
一方で直属の“上司”となる石田三成役の山本耕史(39)とは、同じ三谷脚本の大河「新選組!」(2004年)で共演して以来の親交がある気心が知れた間柄。「何をさせてもポーカーフェースで普通にこなす超人的な器用さは、耕史くんらしい。心に熱いものを持っているところもピッタリですね」と絶大な信頼を置いている様子だ。
さらに信繁は、秀吉の側室・茶々(淀)とも因縁浅からぬ関係となっていく。演じる大河初出演の竹内結子(36)に対しては、「少女のような目と大人の色気の目がクルクル変わる。危険な甘い毒がある、ろうたけた美女というんでしょうか。茶々が竹内さんで良かった。ロマンスものとして見ても面白いかも」と称えた。
ホームドラマに重点が置かれた第13回から一転、「第2楽章に入ってもっとうねるリズムというか、小ぢんまりとせず大きく動こうといい意味で適当。別ドラマですよ」と評した大坂編。堺は「小日向文世、山本耕史、竹内結子の3トップです」と断言する。主演ではあるものの、「最後の最後までスポットライトが当たらないところが面白い。ちやほやしててもらっているので大丈夫。自尊心は傷つけられていません。後半はイヤでも活躍しますから」と悠然と構えていた。